地域社会、行政、パートナーとの取り組み
行政機関や各企業・団体と連携し、資源の採取抑制や再利用、空き家問題、子ども教育支援といった幅広い社会問題の解決に繋げています。関係各所とパートナーシップを結ぶことで、共に循環型社会への推進をリードしていきます。
相模原市と包括連携協定を締結、「さがみはら SDGsパートナー」登録
ブックオフグループは、活力ある個性豊かな地域社会の形成と市民サービスの向上を目的に、創業の地である相模原市と包括連携に関する協定を締結いたしました。また2023年3月には相模原市が認定する「さがみはらSDGsパートナー」に登録されました。
当社グループの事業活動やリソース等を通じて、地域の循環型社会形成の推進や、地域の社会問題へのチャレンジ、教育支援、地域産業の振興など、協定で掲げた「活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展及び市民サービスのより一層の向上」を目指し、様々な活動を進めてまいります。
<実施に向けて協議している主な取り組み>
- 空き家の増加抑制の啓発
- 子どもの居場所(子ども食堂、無料学習支援塾など)への児童用書籍の提供。
愛知県南知多町と南知多町と協定書を締結
空き家コンサルティング株式会社、株式会社浜屋、一般社団法人日本リユース・リサイクル回収事業者組合との連名で、南知多町(愛知県)と協定書を締結、同町が実施する「空き家」対策を促進するための社会実験(「空き家のお宝発掘社会実験」)に参加しています。
SC相模原「SDGs DAY」のメインパートナー協賛
ブックオフは創業地である相模原市への地域貢献のひとつとして、2016年に地元のJリーグクラブであるSC相模原と初めてスポンサー契約を交わし、ホームゲームのフードパークでアルコール飲料用カップとして繰り返し洗浄して使用できる「リユースカップ」の導入に支援を始めました。また、2021年には不要になったモノで支援、応援するキモチにかえる寄付サービス「キモチと。」の応援先にSC相模原を登録し、ブックオフだからできる様々な取り組みを、支援を実施しています。そして2022年には、SC相模原が持続可能な開発目標=SDGsが国連サミットで採択された9月25日に「SDGs DAY」と銘打った初のイベントを実施するにあたり、メインスポンサーとして協賛しました。「SDGs DAY」当日のブックオフブース出展では、SDGsや3R(リユース、リサイクル、リデュース)をクイズやぬりえで楽しく学べるコーナーをはじめ、スポーツ用品の買取、販売ブース、ブックオフのサステナブルな取り組みの紹介やブックオフで販売しているフードロス飲料の無料配布を行い、多くの方に足を運んでいただきました。
ブックオフ 杜の都リユースフェス 開催
「ブックオフ 杜の都リユースフェス 2022」は、仙台市をはじめ、地域の学校、企業、団体、住民の皆さまと連携し、サステナブルな社会の実現と、地域・社会との結びつきを加速させることを目的として2022年11月に実施しました。イベント当日は、宮城文化服装専門学校、ファッション文化専門学校 DOREME の生徒たちによるリユースファッションショーをはじめ、0円服交換会、フリーマーケット、オリジナルエコバッグづくりや、仙台市のSDGs取り組み紹介ブース、ブックオフ買取・販売ブース、トレカ交流会、地球にやさしい商品の販売など、お子さまから大人まで、楽しく気軽に参加できるイベント・ブースを用意、楽しみながらサステナブルやエシカル商品、SDGsに触れることができるイベントとなりました。
町田市との取り組み リユースフェス
サステナブルな社会の実現と、地域・社会との結びつきを加速させることを目的に「町田リユースフェス」を企画し、町田市をはじめ地域の企業、団体、学校、住民の皆さまと連携し開催しました。イベント当日は、地域のリユースショップによる古着やスニーカーの販売、買取、フリーマーケット、オリジナルエコバッグ作りができるワークショップ、地域の人気飲食店のキッチンカーや、地元の子どもたちによるダンスパフォーマンス、豪華プレゼントが当たるビンゴ大会やおもちゃの袋詰めコーナーなど、お子さまから大人の方まで気軽に楽しく参加できる様々な企画を行いました。
ふるさとブックオフ
ブックオフ社員の発案で始まった「ふるさとブックオフ」は、書店のない自治体にブックオフが出店する取り組みです。
活字離れが進む中、書店のない自治体は全国で456市町村(出版文化産業振興財団調査)にのぼり、子どもが本に親しむ機会が失われるなどの地域間格差が問題となっています。「ふるさとブックオフ」の開店によりブックオフは、文化資本格差の解消と施設の活性化を目指し、本を基軸としたサステナブルなサービスやコミュニティスペースの提供など、地域社会への貢献を図ります。
記念すべき第1号店は、岩手県西和賀町にオープンした「ふるさとブックオフ西和賀町湯本屋内温泉プール店」。買取を行わない販売専門の書店です。西和賀町では16年ぶりの書店復活となりました。また「ふるさとブックオフ」開店にあたり、ブックオフと西和賀町で地域連携協定を締結しました。
東急との取り組み
東急株式会社、東急電鉄株式会社、東急バス株式会社及びその子会社である株式会社東急トランセとブックオフグループは、「モノを捨てない」資源循環型まちづくりへの実証実験第1弾として、東急線の駅や車内などの鉄道施設で拾得されたお忘れ物のうち、法的に保管期間が過ぎ、東急電鉄が所有権を取得したものを、ブックオフを通じてリユース品として再流通させる取り組みを行っております。また、東急線沿線のお客さまがより気軽にリユースを行える取り組みとして、期間限定のブックオフ不要品買取イベントも随時実施しております。
小田急との取り組み 「マチチカ、ヒトチカ プロジェクト」第 2 弾 Re:born
株式会社小田急SCディベロップメントが実施する、サステナブルをテーマとした「マチチカ、ヒトチカプロジェクト」 第2弾 Re:born に参加いたしました。期間中、小田急SCが運営する9つの商業施設(新宿ミロード、新宿西口ハルク、経堂コルティ、成城コルティ、新百合ヶ丘エルミロード、相模大野ステーションスクエア、ビナウォーク、本厚木ミロード、 ODAKYU 湘南 GATE)に「不要品回収BOX」を設置。ブックオフはご家庭で不要となった衣類(学生服、こども服以外)や本を回収・査定し、小田急SCがその査定額を元に「子育て応援」をテーマとしたギフトに転換し、各施設から立地する小田急沿線の7自治体へ寄贈を行いました。
Reclothes Cup ブックオフ店舗の古着を使ったアップサイクルコンテスト
ブックオフ店舗の古着を使った、国内最大規模のアップサイクルデザインコンテスト。現在は学生が対象の「デザイン部門」と一般の方も対象にした「販売部門」があり、2021年の開催以来多くの方々にご参加いただいています。ブックオフグループでは年間1,000万着以上の古着を扱っていますが、販売に至らない商品もあるのが現状です。こうした古着を使用した制作に挑戦していただくことでファッション業界に関わる人財のボトムアップ、特に学生たちを育む場につなげられるほか、社会問題になっている「衣服ロス(ファッションロス)」軽減の一助にもなると考えています。さらに、近年は新ブランド「Reclothes」を立ち上げ、ファッションを学んだ若者たちが、プロ講師から技術的な指導を受けながらオリジナルのアップサイクル品をデザイン・制作する場も設けました。国内の百貨店などにポップアップストアを出店し、大変ご好評をいただいています。共に「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」というブックオフのミッションを具現化する、革新的な取り組みです。
宮城文化服装専門学校との取り組み
宮城文化服装専門学校と産学共創で連携し、ブックオフが提供した古着を学生自ら考え創作したアップサイクルファッションコーディネート作品の展示・販売会を行いました。ブックオフと宮城文化服装専門学校は、2021年6月より地域一体となり、モノの循環の体現、関わる人の成長を目指すことを目的に、様々な分野における連携、人的資源の交流や物的資源の相互活用を積極的に進めています。
多摩美術大学との取り組み
多摩美術大学 TUBは、2021年5月、株式会社モノファクトリーをハブにしながら、伊藤忠リーテイルリンク株式会社、株式会社ディーエイチシー、株式会社ナカダイ、ブックオフコーポレーション株式会社、プラス株式会社と協働し、循環型社会に向けた共創プロジェクト「すてるデザイン」を立ち上げました。TUBは、東京ミッドタウン・デザインハブにて「デザインとアートの持つ創造性や美意識を社会とつなぐ場」として活動する多摩美術大学の拠点です。本プロジェクトは、TUBのオープンイノベーション活動として、複数の企業と連携しながら臨む社会課題解決型の取り組みです。