マテリアリティ
ブックオフグループの経営理念は「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」であり、当社グループにおいてサステナビリティへの取り組みは経営上の重要事項と考えております。
お客様が当社の事業である「ブックオフ」で、モノを売ったり買ったりする行動そのものが、モノの寿命を延ばし、捨てるモノを減らすという「循環型社会の実現」に資するものととらえており、SDGsの目標「12.つくる責任つかう責任」においても非常に重要な役割を担っていると考えています。
これらをはじめ、私どもの中心事業であるリユース業を軸に、様々な活動を通じて社会的課題や環境問題の解決を図り、自社のみならずサプライチェーン全体でサステナブルな事業を構築し、より良い社会の実現に貢献してまいります。
5つの重点課題
「持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals)」の達成に向けて、「SDGsの目標とターゲット」から 事業に関連のある事項及び社会的インパクトのあるものを抽出し重点課題を洗い出しました。
特定した各マテリアリティに対する取り組みを推進するため、広報・SDGs推進室が中心となってグループ横断で議論、推進するチームを作り、当社グループの強みを生かしつつ、社外のパートナーとも積極的に連携し、事業を通じた社会課題の解決に取り組んでいます
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廃棄物の大幅削減・森林の持続可能な経営
ブックオフでモノを売ったり、買ったりする行動そのものがモノの寿命を延ばし、捨てるモノを減らすという社会貢献につながっており、ブックオフグループのリユース事業を通じ、年間21トンのCO2削減効果を生み出しています。また、パートナー企業と連携し、古紙として年間3万トンをリサイクルしており、年間約60万本(※自社算定)の森林環境保全に繋がっています。 -
カーボンニュートラル社会の実現
カーボンニュートラルな社会の実現に向けて、店舗運営、移動など事業活動に伴うCO2排出を削減し、二酸化炭素を出さない社会システムの構築に貢献します。
また、製品が廃棄されなければ、CO2を発生させることなく、その機能を活かし続けることが可能となります。
循環することを前提としたメーカーとの協業、その流通・リサイクルシステムを構築し、利用時や廃棄におけるCO2排出を抑えます。 -
次世代への教育機会の推進
私たちのリユース事業や業務、様々な取り組みについてのカリキュラムを作成し、幼児から小学校、中学校、高等学校と成長段階に応じて、リユース業態を活かした様々な教育支援プログラムや講演活動を実施していますブックオフという身近にあるお店を題材にすることで社会・環境問題を自分事として捉えて考える教育機会を推進しています。 -
ダイバーシティ推進
女性従業員が活き活きと働き、活躍できる職場環境作りやワークライフバランス実現に向けた施策として、「働きやすい職場作りプロジェクト」を立ち上げ、年齢・性別を問わず、育児・子育て・介護等の様々なライフステージに対応した働き方を可能とする取り組みを行っています。具体的には、2025年度末までに以下2つの目標達成を掲げ、活動を推進しております。また、障害者雇用のための特例子会社を設立し、障害者の雇用を積極的に行い、多様性の確保を進めております。 -
官民連携、企業連繋
国内では消費出来ず、廃棄せざるを得ないモノもあります。ブックオフグループでは、そのような商品をマレーシアのリユースショップ「Jalan Jalan Japan」で販売を行い、さらにモノの寿命を伸ばす取り組みを行うほか、関係各所とパートナーシップを結ぶことで、共に循環型社会への推進をリードしています。