昨今、企業を取り巻く環境はより一層不透明さを増していく中で企業に対しては事業成長と合わせ社会的価値を生み出すことが経営に求められている時代となっています。

私たちブックオフグループは経営理念として「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」を掲げ、その実現に向けて「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」をミッションとして定義しています。ここに掲げる「多くの人」とは私たちのお客様だけを意味するのではなく、事業活動を推進する社員やパートアルバイトスタッフ、私たちに期待を込めて見守って頂いている株主の皆様、そして何より私たちが事業活動をしている地域で生活をされている皆様を含めて考えています。

私たちはグループのミッションの下、サステナビリティはグループの経営において重要テーマと考えています。現在、様々な経済活動は資源の採取、製品化、そして消費され廃棄されるという従来モデルの直線型経済から100%リサイクル、廃棄を0にする循環型経済へ移行をさせていく過渡期にある中で、私たちの中核事業であるリユースビジネスは循環型社会（サーキュラーエコノミー）の一翼を担う事業であり、世の中でリユースの浸透が進むことで持続可能な社会（サステナビリティ）に貢献できると考えております。

その実現において私たちは「人財（人的資本）」の充実と成長を第一におき、「国内外にリユース・リサイクルの事業を拡大していくこと」によって世の中の持続可能性を高めてまいります。

一方、私たちの事業活動の中にも「サステナビリティに関する課題」は存在し、その課題にしっかり目を向けて継続的に取り組んでいくことが必要と考えております。そのため私たちはグループ経営において「サステナビリティ基本方針」としてESG・SDGｓを推進していく指針、そしてその前提となる「人を大切にする」考えとして「人権方針」を定めました。

私たちは「人の成長と会社の成長が相互作用する」ことを地道に続けてきました。これからはそれに加えて「会社の成長とサステナビリティが相互作用する」姿を創り出し、人財の成長、事業拡大による利益成長と合わせてサステナビリティが実現する世界を目指してまいります。