ブックオフグループホールディングス

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トップメッセージ

代表取締役社長 堀内 康隆

新たな成長期を通じて
ブックオフグループ全体でリユース業界を
リードする存在として発展を続けてまいります

 株主の皆様におかれましては、平素より当社グループの事業活動にご理解、ご支援を賜りまして、心より御礼を申し上げます。
 前期2023年5月期はコロナ禍で抑制していた各事業への投資を再度積極化し、今後の更なる利益成長に向けてのターニングポイントとなる1年と位置付け、戦略的なIT・マーケティング投資を継続に加え、中核となる国内ブックオフ事業に限らず成長期待分野であるプレミアムサービス事業、海外事業においても積極出店を進めてきました。

 国内ブックオフ事業は、トレーディングカード・ホビー商材を強化した「BOOKOFF」の新規出店ならびに既存店のリプレイスに加え、大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」の出店再開や新しい店舗パッケージ「あそビバ」の新規出店を進めました。アプリ会員は600万人を超えて店舗とネットの連携した利用が進んだこと、既存店におけるリニューアルやトレーディングカード・ホビー商材に加え、レコードやレトロゲームの売場展開の広がり、アパレル売場の業務改善など各店舗での売場の魅力向上や運営レベル向上が功を奏し、既存店の売上高は期初から12ヵ月連続で前年を上回り、売上を伸ばすことができました。

 プレミアムサービス事業は、ハグオールが関西、西日本に拠点を広げ、総合買取窓口が東京都23区内での出店を広げ、買取金額を大きく伸ばした結果として売上が伸びました。モノを売ることに馴染みがない客層にもリユースサービスを広げることが着実に進められています。
 海外事業は、「BOOKOFF」は米国では9年ぶりの新規出店に加えアニメグッズを中心とした新規店舗パッケージの開発、「Jalan Jalan Japan」はマレーシアにおいて対象地域を拡大して出店を進めたことに加え、新たにカザフスタンに加盟店の出店を実現しました。

 2020年から続いた新型コロナの影響を乗り越え、安定した利益を生み出す状態になり、当社グループの今後のステージを「新たな成長期」と位置づけ、この度向こう5年間の新たな中期経営方針を策定いたしました。私たちが掲げるミッション「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を土台に私たちのお客様だけでなく、従業員、投資家そして私たちが事業を営む社会にとって価値を提供する企業グループとして、「リユース」を中心に多様な事業展開による成長と資源を有効活用する循環型社会の形成を支える「リユース」の更なる浸透により自社そして社会のサステナビリティを実現してまいります。

 新たな成長期を通じて「本だけでじゃないブックオフ」から「ブックオフだけでないブックオフグループ」となり、世の中の消費者から高い評価を受けリユース業界をリードする存在として発展を続けてまいります。

 今後とも引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ブックオフグループホールディングス株式会社
代表取締役社長

代表取締役社長 堀内 康隆