「リユース」という言葉は聞いたことあるものの、具体的に何ができるのか、リサイクルとの違い、環境や社会にどんないい影響があるのかなど分からないという方もいらっしゃいますよね。 

このレポートでは、いま日本で起こっている環境問題から、リユースで解決できること、今日から取り組める身近なリユース方法についてご紹介いたします。  

●リユースとは形を変えずに繰り返し使うこと

●日常生活で当たり前の行動が、環境問題解決に繋がる賢い選択に

●リユース、リサイクル、3Rなど。間違えやすい言葉の整理

●8月8日リユースの日とは

●身近なところから取り組めるリユースについて 

リユースとは形を変えずに繰り返し使うこと

リユースはモノの形を変えずに繰り返し使うことを指しますが、具体的にどのような行動をイメージするでしょうか。 

引っ越しや大掃除、衣替えなど荷物整理の際に不要なモノが出たとき、リユースショップに持ち込んでみたり、フリマアプリやフリーマーケットで出品したりしたことはありませんか?実はその行動こそが、「リユース」です。 

「もったいない」という潜在意識のもとごく当たり前の行動として取り組んでいる人もいるかもしれませんが、その行動がリユースだと気づいていなかったり、年に1回リユースを体験したことがあるのは消費者の約3割だけ(※1)であったりというのが現状。 

※1環境省「令和6年度 リユース規模市場調査報告書」(2025年6月): https://www.env.go.jp/content/000321556.pdf

日常生活で当たり前の行動が、環境問題解決に繋がる賢い選択に

高度経済成長期の日本では、生産されたモノの多くが一度消費・使用された後、すぐに廃棄されてしまっていたためにごみの量が増え、最終処分場(埋立地)の 逼迫が問題となりました。その後、ごみの分別・リサイクルの仕組みが整備されたことや、SDGsという言葉の浸透から、資源を大切に使う動きが定着しつつありますが、それでも取り巻く環境問題は解決していません。 

リユースは「捨てずに何かに活用したい」「誰かに使ってもらいたい」という想いを叶えるだけでなく、モノの寿命を延ばすことによりごみを減らせることはもちろん、新たにモノをつくる際に使用する資源の削減や、廃棄処理・生産時に出るCO2の抑制にも繋がります。

限りある資源を効率的に活用し、持続可能な形で循環させながら利用していく循環型社会の実現が世界で目指される中、リユースは循環型社会のために日常でも取り組める身近な行動です。 

リユース、リサイクル、3Rなど。間違えやすい言葉の整理

 「もったいない」という気持ちからモノを大切に使うことで、環境問題の解決やサーキュラーエコノミーに繋がるのがリユースですが、実はまだまだリサイクルとの違いを詳しく理解できている人は多くないと思います。 

混同されてしまいがちな言葉をここでおさらいしてみましょう。 

言葉意味
リユースモノの形を変えずに、繰り返し使うこと 
リサイクル使い終わったモノを資源として再利用すること
リデュースモノをつくる時に使う資源の量を少なくすることや 廃棄物の発生を少なくすること 
3R(スリーアール) リデュース、リユース、リサイクルの3つのRを指し、循環型社会を実現するための重要なキーワード 

どの行動もモノの廃棄を削減でき、廃棄物処理の際に排出されるCO2の削減に繋がる取り組みです。

リサイクルは再び資源に戻すため、その資源から新たにモノをつくるためにエネルギーを使用しますが、まだ使えるモノをそのまま繰り返し使うリユースは再資源化・生産にかかるエネルギーを減らせることから、循環型社会やサーキュラーエコノミーの実現に向け優先順位が高い取り組みです。 

自分が使わなくなってしまったモノでも、まだ使えるモノであれば新たな誰かの元に届け使い続ける方法があります。不要なモノをすぐにリサイクルするだけでなく、モノをそのままの形で循環させることもぜひ考えてみてください。 

8月8日リユースの日とは

リユース促進に向け、より多くの⼈にリユースに取り組んでもらうことを目的に、2023年に制定された記念日が「リユースの日」です。8⽉8⽇は、循環をイメージする「∞」と同じ形の「8」が並ぶことが由来となっています。 リユースの日をきっかけに、リユースと循環型社会に関する認識を深め、ぜひ身近に取り組めることから始めてみませんか? 

身近なところから取り組めるリユースについて 

リユースに取り組むことが環境面において大切なことは分かっても、実際にどのように取り組んだら良いか分からない方も多いはず。ここからは身近にあるリユースの選択肢をご紹介します。 

身近なリユース行動

方法できる行動どんな時に
リユースショップ欲しかったものを購入したり、使わなくなったモノを売ったりする 引っ越しや大掃除で不要になったモノをまとめて手放したいとき 
フリマアプリ
フリーマーケット 
大切に使ったものを出品したり、購入したりする 必要としている人に自分で届けたいとき 
不要品回収ボックス 街中のボックスに使わなくなったものを入れる外出や買い物のついでに手軽に手放したいとき 
家族や知人に譲る 
おさがりをあげる 
使わないものを必要としている身近な人に譲る 身近に使ってくれる人がいるとき 
宅配買取サービス Webなどで申し込み、不要品を梱包して発送する 自宅にいながら手間をかけずに手放したいとき 
自治体の不要品回収 自治体のサービスを利用して手放す 住んでいる地域で安心して手放したいとき 
寄付寄付先の団体を探し、不要品を寄付する せっかくなら誰かの役に立てたいとき 

例えば、ブックオフのサービスを通じて、使わなくなったものをお売りいただいたり商品を購入いただいたりすること自体がリユースや循環型社会に繋がります。

また、駅や商業施設に設置されているボックス型不要品回収システム「R-LOOP(アールループ)」に、不要になった衣類や雑貨を入れるだけで、ブックオフグループの海外リユースショップ「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」で必要としている人に届けられるほか、基準に満たない繊維製品はパートナー企業によって再生資源としてリサイクルされます。

ぜひこれらのサービスを活用してリユースに取り組んでみましょう。  

詳しくはこちらの活動レポートをチェック:不要なモノの手放し方の選択肢

笑顔をつないで、未来のチカラに。 

手間なく・環境にやさしく、いらなくなったモノを次に必要とする方へ循環させるリユースの方法はさまざまです。不要なモノの手放し方について、小さなことから考えてみませんか?